敵か味方か、国民分断

20~29才層の安倍政権の支持率の高さには驚く。'15年の10月調査で62%もあったという。
他の年齢層においては内閣支持率は4割以下だったのに、異常に高い。

一億総活躍社会構想に対して「期待する」はほかの年齢層は期待しない方が多かったのに対し、この年齢層だけ期待する方が51%、期待しない29%よりも上回っていたそうだ。

2月15日の東京新聞では「敵か味方か 国民分断」~「森友問題で「朝日哀れ、惨め」~「異様な首相発言なぜ批判少ない」の記事がありなるほどの分析だった。

若者にとって働き方改革も改悪だし、将来の年金問題も悪くなっている。税金が上がる割に福祉は削られている。
なぜ若者がこの政権を支持するのか?頭を抱えてわからないと思っていたので、そういうことなのだろうか、とこの分析を読み、少し納得するところもあった。

新聞記事では、安倍総理の発言に対して批判の声が上がってこない理由について。
それは以前の日本は、政府とメディア、政府と国民の間には緊張感のあるタテの関係があった。
しかし、今はタテではなく、安倍総理とそれに同調する人々とそうでない人々がヨコの関係にあり、
この人たちがヨコの関係の人を敵、異物と考えており、共存不可能、妥協すべきでないと思っている。
あたかも内戦のような状態だ。と駒沢大の山崎望教授が分析した。
批判する人々を「敵による攻撃」としかみなさない。(まさに安倍総理の心理)
それは「自分だけは国に見捨てられたくない」という心理が強まっていると見る。
自己責任という価値判断が浸透した結果だという。
SNSで交流できるようになると、統治者目線の被統治者になった。


かみ砕いて言うと、「長いものに巻かれよ」的な気持ちか。
学校のクラスで言うと、仲間外れにされて一人がんばる意欲はない。だから強そうな人に同調する。
その強そうな人は意外とフレンドリーで話しやすい、SNSで話せる、自分と対等な場所にいてくれる感じがする。その人に同調すると、自分も上に居るような気がする。これを批判する奴らは皆自分より下でくだらない奴らだと見下せる。いやいや、学校のたとえは違う、あくまで対等な学生同志…。安倍総理は権力者だから。
 
山崎教授は「自分で自分の首を絞めている人がたくさんいるのに気づいていないのではないか。敵にされるのは次は自分かもしれないのに」と懸念。


籠池さんがまさにそうなのでは?
もともと総理に近づいて、持ち上げて、応援して、特別な配慮をしてもらっている時もあったのに、問題が起きたら急に梯子を外され、今は冷たい拘置所に入れられてしまった。かつての味方が今の敵になった。
この姿を見て、他人ごとではないと安倍支持の若者が思うか、思わないか。
誰かが、肉屋の応援をする豚、と言っていたが、いずれ食い物にされるのに、応援しているのは悲しい事実だ。

逆手にとって、大手マスコミ、テレビの報道番組などで安倍総理の力が弱まった、とか、人気がない、とか、盛んに報道すれば、応援する彼らは急速に離れる可能性もあるけれど…。
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国会、原口一博議員の発言!

2018年2月7日国会の原口一博議員の話
大変思い切った素晴らしい話だったと思いました。ここで書き起こしてみたいと思います。
こうして表舞台で発言したこともそうですし、内容にとても説得力もありました。

トランプ大統領ができて約一年、トランプさんのツイッターなどフォローしてますとね、今までは、国と国とかが戦うのかな、と私は今まで思ってました、しかし、彼は「ワシントンから権力を取り戻す」と(言った)。
ディープステート、インナーステート、つまり、ステートの中にある戦争屋。
この間も、ケネディ大統領の暗殺ファイルについて公開しました。また、別の公開では、なんと、その政府が未確認飛行物体についても…、なんと実際に研究をしていたっていう、そういう情報も公開されました。
彼にタブーはないですね。その中で出てきているものを見ると…日本では、トランプ大統領って言うと、本当に変わった人、ちょっと理解しがたい人っていう報道があるけれど、彼のやっている情報公開は、実はとても重要で、クリントン、オバマ政権のあのメールの問題にしろ、その中身を見てみると…国と国とが争っている、あるいは、テロリストが私たちを攻撃しているように見えるんだけれども、ディープステート、つまり戦争屋がそこに…自作自演の偽旗作戦をしているのではないかというのを、暴露しているように見えるんです。
今まで、米国が関わった戦争だけを見ますと、アメリカの建国の歴史、240、何年ですか、そのうち、140年が戦争です。近年の戦争を見ると、朝鮮戦争…1964年のベトナム戦争のトンキン湾事件、これ自作自演だったということがわかっている。で、1991年の湾岸戦争、クウェートの少女の証言は嘘だった、ということが分かっています。
それから、2001年からのいわゆるアフガン戦争、これも2001年9.11の実態がわかって、サウジを訴追する法律が通っていますね。で、そのあとのイラク戦争についても大量破壊兵器などなかった。
で、何を申し上げたいか、と言うと、私は国と国の脅威に備えるよりも、むしろ、自作自演の戦争の実態についてもしっかりと見といたほうが、いいんじゃないかと問題提起しておきます。
で、オスプレイだなんだっていう、そういうものを入れるのも…それは脅威の相手によっては必要かもわからないけど、実際には国は戦争によってつぶれていない…むしろ、ソ連のように軍備の大きさによってつぶれている。
で、この間、松前小島に北朝鮮の、まあ工作船ですか?よくわかりませんけど、約10日間いたんでしょ。だからそういうものを防げずして新型の軍備に走るっていうのは少し再考が必要じゃないかと私は思っています。

で、ペンスさんは私たちと同年ですが、たいへんな親日家ですね。彼が州知事の時、一番最初に来たのが日本だったと記憶しています。自動車会社が米で窮地に陥った時、中西部の知事が日本の味方をしてくれたんですね。で、そういう人たちですから…知ってほしいですけれども、…(略)

なんでトランプ政権できたかっていう私の認識ですけれども、それまではアメリカの政治は東か西の海岸で決まると言われていました。大金持ちのグローバリストだけど、その間(に居る)の人たちはオーバーフライト、頭の上を飛行機が飛ぶっていう、人たち、自分の街から出たことがない、徴兵されれば国の為に力を尽くす、そういう人たち、そういう人たちが気づいたんだと思います。「本当に国の為なのか?」と。
アメリカの中南部にいくと、戦争で亡くなった人の家族を悼む黒い印が乗っていますね…。
私はそういうものに乗せられてですね、戦争をやるんでなくて、むしろ、核軍縮をやり、私たちの本当の敵を見極めることが大事だということを、申し上げて、…今回のどうぞ、ペンスさんのほうへ行ってください。私は財務副大臣が…副総理がペンスさんと…、向こうが副総理だから…行ってくださいと、申し上げました。

以下(略)

ちょっとわかりにくいところもありますが、先走り過ぎて、言いたいことがたくさんあるんでしょう。
でもおっしゃりたいことはだいたいわかると思います。

国会

国会がやっと開かれています。1月末になってやっとです。
生の安倍総理の姿や言動を見るのが一番です。
このあたりが嫌なのだな、ごまかそうと必死になってるな、嘘を言ってるな、あわてているな、と色々わかります。
野党の立ち位置もよくわかる。
与党のあべよいしょの人たちの顔がはっきりわかる。
麻生大臣の態度も尊大だとわかる。
1月30日の午後のNHKの中継はなかったことが問題になっています。
NHKが放映するのは当然の義務なのに、勝手にやめていいのでしょうか。
しかし、そんなことに負けていないネットの言論で、次々と真相が明らかになっています。
その日、伊藤詩織さんが国会に来ていたのですね。柚木議員がレイプ事件の山口氏の逮捕を差し止めた話をしたからです。

これから国会はインターネット中継で見るのが一番でしょう。
一議員ごとに選んで聴けるので便利です。過去の映像が見られるので好きな時に見られます。

参議院インターネット中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

衆議院インターネット中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

「日本二六〇〇年史」を読んで


「日本2600年史」


読んで、とてもよくわかり、面白かった。文体が古いので、かなり読みにくいものの、変な偏りのない歴史の記述という感じがした。

著者は大川周明、戦前の日本に影響を与えた思想家だそうで、昭和14年に書かれた本である。
当時、ベストセラーになったが、軍部や右翼から「国体違反」「不敬」と批判が浴びせられ、削除、訂正をさせられて、発行し、その後GHQがこの本を追放したそうだ。

不敬として消された部分は主に、天皇家を普通の人間として書かれたような表現のようだ。
たとえば、

大化の改新の頃の皇室について

「最高族長たる点に於いてはもとより特異なる地位を国家に於いて有していたが、その一氏族であるという点においては、ほかの諸族と同じく私領を有し、かつその私領の増加に腐心し、のちには皇室と人民とが権利を競うの状態に陥った。」

天皇はその地位はたくさんの豪族の中からの一つの強い勢力として出てきた人たちであること。
また一般人と同じように領地を争ったりしたことは人間臭くて神格化のさまたげになるからだろう。

時代によって政治の表舞台であったり、院政だったり、あるいは室町時代など貧窮していたころもあり、民間に助けてもらったような記述が消されている。(天皇直筆の文書を書いてそれを渡してお礼の品をもらっていたこと。)

万世一世の理想、国造りの話で空からやってきた、のような話を真実性をもたせるために消したのだろう。
天皇を利用して軍国主義をやっていこうとする人たちにとってまずい表現になるのだろう。

大川氏は日本の天皇は家族の父母のようなもので、部族の長、共同生活体としての自然発生的なもので、発展して国家の君主となったものであると学者として述べていたのだ。

室町時代の足利尊氏はたいへん立派な武士であったとあり、そこがばっさり消されていたのは何故、と思ったが、彼が後醍醐天皇に抗ったからであろう。

明治維新について、

「フランス革命はナポレオン の専制によって成った。ロシア革命はレーニン、およびスターリンの専制によって成りつつある。而して明治維新は実にその専制者を明治天皇の専制に於いて得た。」
ここが削除。
明治維新も美化されずに書かれており、明治天皇が政府(幕府)転覆したと言っている。
薩長史観でないところがいい。

昭和14年の出版なので、日露戦争までの話で終わっているが、第2次世界大戦後、著者は、A級戦犯として捕まるのだが、保釈された。
戦前の日本のベストセラーになったわけで、日本人はアジアの中で優秀で素晴らしい、という論調もあり、右翼の喜ぶところも多いものの、天皇家について、古代の日本人について、インド伝来の仏教や中国からの優れた文化を取り入れたことなど真正直に書きすぎていたので戦前の軍部にとって、日本国、天皇家の神格化にはマイナスだと思ったのだろう。

西部邁ゼミナール

西部邁さんが亡くなられたと聞いて驚きました。

それで思い出しました。彼は番組を持っていて、当時ただの自民党議員になっていた安倍晋三を番組に招き、安倍応援団だと言って、かなり持ち上げていた…と。録画を探して、見なおしてみました。

私は最近はまったく見ていなかったのですが、2009年ごろ、東京MXテレビの「西部ゼミナール」という番組を熱心に見ていたことがあったのです。

当時は何も知らず、ただ政治経済を色々語るので、そのころは勉強するつもりで聞いていました。
新自由主義の批判をしていたのもあって、ちょっと面白いなあとも思っていました。

内容は安倍氏の話は北朝鮮の脅威や憲法改正など今と変わらない話で、それに西部氏はかなり同意して気に入っている様子でした。5,6年後には彼は再び総理大臣になると予言していたのも当たっていました。当時はリップサービスだと思っていたのですが。

第一次安倍政権の時、大臣をしていた山谷えり子もゲストでよく出ていて、今の日本人の個人主義は良くないこと、憲法に書いてあるコトバが問題で、失われた家族主義が大事で、個人の権利よりも全体としてのやるべき使命をもっと知るべきだという話までしていました。女性らしい優しい言葉使いで言うのでごまかされますが、内容は強烈な戦前回帰、戦前礼賛で、西部氏も同意していました。今思えばすごい話していたんですねェ。

彼は対米自立の気持ちが強かったんでしょう。反米保守というレッテルがあるらしいので、彼はそうだったのでしょう。
今のネトウヨの親玉の部分もあります。最近の発言では日本の核武装も支持していたようですし、原発の放射能の問題も騒ぎ過ぎだと言っていたし。

だから今も安倍政権にはべったりなのだろうと勝手に思っていましたが、だいぶ変わって、最近では安倍総理をかなり批判していたそうですね。
反米ではなく親米、アメリカべったりだったので、それが嫌だったのでしょうか。
期待していた安倍総理に完全に失望していただろうことは確かかもしれません。
安倍応援団、集まって彼を励ます会までしてくれていたというのに、安倍総理は今何を思うのでしょうか?
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Author:newten
2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

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