ニューテンの部屋

政治経済関係の本の内容紹介とその勝手な独り言など書いています。

反グローバリズムのトランプ革命

1月24日の田中宇さんのブログ(無料記事部分)ではトランプさんの就任演説を解説しておられ、たいへんに共感できた。
今はトランプ革命中のようだ。

トランプさんの就任演説で

「ずっと前から、ワシントンDCの小集団・エスタブリッシュメントだけが儲け、あなたたち米国民は失業や貧困にあえいでいる。だが今日からは違う。米政府はあなたたち米国民のものだ。(トランプが主導する)この運動は、米国の国家を(エスタブ小集団の支配から解放し)、米国民のための存在に変えるためにある」
と明言し、米国民に対し、エスタブ小集団を権力の座から追い出すトランプの運動に参加するよう呼びかけていることだ。

と、とりあげている。

私もトランプは多国籍の巨大企業と闘ってくれて、テロリストからアメリカ国民を守っているのだろう、と感じているのだが、日本の新聞、テレビ、ラジオではそう報道する声がほとんどなくて驚いている。

マスメディアは一方的に、トランプ大統領は移民や難民を苦しめている、差別主義者だとたたく。
白人至上主義者らしいですよ、とか、せっかくイスラム世界と和解しつつあるのに、世界を分断するのだろうか、と批判している。
しかし、そう彼を批判、たたくわりには、アメリカ国内では支持率は半分以上である。

マスメディアは国民の声を反映してまっすぐに報道しなくてはいけないのに、片方だけしか報道していないらしい。
アメリカのマスメディア全体がヒラリー側になっていたことがはっきりしただけでも、良かった、ウソが暴かれたともいえる。
アメリカ国民は覚醒しつつあるのだろう。
気がついた。おかしいぞ、と。
***
1月31日のマドモアゼル愛さんのブログでは、今年からグローバル化のウソがばれると言っている。

以下引用
その昔、ハワイ王国はハワイ王国であり、きっと幸福だったのだと思います。(中略)
日本も日本列島のなかで楽しく暮らしていたのではないでしょうか。

開国とは強制で、どの国もその国らしく生きるのが自然でしたが、そこに突如、国際ルールのようなまやかしがやってきて、すべての文化を壊し、その国にしかない貴重な民の持ち物を収奪していったのです。
(中略)
トランプもアメリカを半ば鎖国政策で、マスコミから叩かれています。でもアメリカはアメリカに戻りたいだけではないのかしら。

ロシアもロシアに戻り、ロシア人を守ると言っている。

アメリカもアメリカ人を守ればいい。
  
日本も日本人を守ればいいのであって、TPPの時代でないことがつきつけられているにも関わらず、まだやめようとしない。そこに利権があるからです。


貿易が便利で豊かであると意識をすり替えた物質主義者がいたのだと。
個人も国も一人に戻る時代になるでしょう、と氏は言っています。

個人の問題もそうで、一人であることを恐れすぎている社会だと指摘、家族(子供、孫)に囲まれた老後を幸せだと思い込み過ぎていること、我慢してまで人とつながっていることが幸せと言えるのか?と。
国の単位もそうで、日本も鎖国的政策をとることを恐れていることがおかしいのではないか?
多国籍企業ばかりで、日本らしい社会が消えて、殺伐とした社会になってきたところ、今年は転換期かもしれない。
欧米から、世界がひとつになることが幸せなのだろうか?と考え直しはじめたのだろう。
単一のグローバル化の進んだ、ワンワールドで皆が幸福になるとでも?なんの特色もない国の集まりが?
トランプのせいで戦争が起こると言う人がいるけれど、逆だと思う。ヒラリーだとテロ戦争、紛争が頻繁に起こっていただろうが、彼の元では戦争は起こらない、と思う。
ヒラリー陣営はしつこいので、この先もずっとトランプを引きずり下ろそうとするだろう、けれど、国民は覚醒してきたし、トランプ氏は賢いので、そう簡単にはつぶれないと思う。



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  1. 2017/02/06(月) 16:31:04|
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「グローバリズムという病」

先日、文化放送ラジオで平川克美さんの話を聞いた。
最近「グローバリズムという病」という本を書かれた方である。
その中で、株式会社というシステムは理論的には右肩上がりでなく右肩下がりになると終わってしまうシステムだという。
日本は人口が減っていくのだから右肩下がりとなり、このままだと株式会社システムは終わる。
なので今企業は死活問題で必死になっているところである。
そんな中、グローバリズムは右肩上がり状態を作り出すのだという。
国民みな中流になるのはだめで、貧富の差があるほうが、フロンティアというか、格差を生み出すことで右肩上がりになるのだという。

私にはこの部分、富の一極集中がなぜ右肩上がりになるのか、わかりにくかった。
私の理解では、成長分野が日本国内ではなくなったら、中国やベトナムなどの成長期の国に手を伸ばして出て行くということだと考えている。株価を上げるには成長しつづけなければならぬから。
とはいっても、いづれはどの国も成長は止まる。いきわたったら、どんつまりだ。
成長しつづけ、上がり続けなければなりたたない資本主義のシステムだけではもう無理だと思う。
貧富の差を生み出すと成長する、つまり…、貧乏な人が増えると物を欲しがる、需要が増える、という単純なことか?
わからない。

日本は総中流社会と言われた時代もあったけれど、それは短かった。
あの時は今よりも皆物を持っていなくて、、物価がガンガン上がっているときだったなあと。
今にして思えば、中流というより、みな同じくらいの貧しさだったような気がするけれど。
それは戦争後みなどん底からスタートしたから、なのかもしれない。


最近ヨーロッパでベストセラーになったという「21世紀の資本論」トム・ピケッティという人の本の話もしていて、今は第2次世界大戦前と同じくらい貧富格差が広がっているという。

悪巧みのロスチャイルドなど偽りユダヤ人たちが、今の西洋系銀行システムを作った時点で、この到達点は見据えていたに違いない。オーナー株主など、物を作っていない人がバーッとバブルをふくらませてさっと持っていくことも。いかに自分らは動かずに人を働かせて、動かして、横からサッと持っていく、お前ら頭悪いな、と笑いながら(?!)
働く人はずっと働くけれど、富は増えないようになっている。それはもともと決まっていたシステムだったんだろう。
共産主義もどん詰まりになることも見据えていたのだろうし、どっちも同じなのだ。
世界戦争を起こすことが彼らの目的であって、戦争ほど富を一気に集めて持っていくチャンスはないようだ。
今戦争したがっている石原や安倍などネトウヨたちは自分もおこぼれちょうだいできると思っているのだろうか。


私なりに色々勝手なことを考えたのだが、
すっきりとした解決策がないのが、悔しいものであるが、戦争を起こそうとする力に対抗し、今はぐっとこらえることが大事だと思う。あまり大規模なデモや反乱を起こさずに、わざとらしい派手な勢力も怪しいので、乗せられずにいるべきだと思う。
ひたすら、あおるマスコミや新聞記事に惑わされずに、暮らすのがいいと思う。
大事なのは本やネットなどで国民の生の声、意見がわかる時代だから、それも読むのがいいと思う。
冷静な判断が今は一番大事な時かもしれないと思う。

グローバリズムという病グローバリズムという病
(2014/07/25)
平川 克美

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  1. 2014/08/20(水) 22:14:52|
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「脱資本主義宣言」を読む

脱資本主義宣言: グローバル経済が蝕む暮らし脱資本主義宣言: グローバル経済が蝕む暮らし
(2012/06/22)
鶴見 済

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本屋で手にとって、これはわが意を得たり、と思って読んでみました。
ずっと経済成長させないといけないの?という私の長年の疑問に正面から答えてくれるような話でした。
グローバル経済の弊害についてはいままで口がすっぱくなるくらい、同じことを言って、いや、書いてきましたが、やっぱり言い続けなければいけませんね。

本の前半はグローバル化の被害、先進国による発展途上国への経済援助と言う名の侵略、経済の仕組みの話のあと、後半は自然界と人間の話になります。急に、と思いましたが、これからの社会の方向を示しているので面白いと思います。

日本の服の自給率は4%しかないそうです。日本人年間、一人当たり9kg買って、8kgも捨てているそう。この綿花の生産現場ではどうなっているか?というと、たとえばウズベキスタンは綿花の単一栽培を押し付けられ、主に中国へ輸出しています。綿花栽培に大量の水を使うため、アラル海は枯渇しそうな状態になっているのだそうです。我々は間接的にこういう国の環境をボロボロにしてるのです。流行を作りすぐに流行遅れの服にする、先進国のデザイナーが50年代に考えた、服を売って儲ける戦略に乗って、我々は毎年たくさんの服を買い、捨てているんです。江戸時代の着物の扱いなどから考えると、もう気が狂っているとしか言いようがないですね。

貧困率が日本は16.0%で、主要国では最低レベル。
だから今、経済成長を求めるべきだという経済学者は多いけれど、いつまでも経済成長し続ける方法を取っていてもだめなんじゃないか、という意見もまたあることは確かです。
実際、最近の日本では2002年から2007年はいざなぎ超えというほどの日本で最も好景気だったそうですが、全く庶民には実感がないのは、一部大型企業だけが儲かっただけだったからで、賃金や給料が上がらず、むしろ下がってきたから。つまり、経済成長しても貧困問題の解決にならない、という証明になりました。どこにお金が行ったのか?


ベネズエラはラテンアメリカ革命の国で日本の未来にヒントになるのではないかと思います。
アメリカを中心とした先進国は援助といいつつ、借金させ、ラテンアメリカは貧しい国になりました。
1999年にチャペス大統領が富の再分配をして貧困層55%から38%(2005)にまで減りましたが、アメリカの力を借りて、富裕層とマスメディアがクーデターを起こします。その時2日間だけ大統領になったのは、当時の経済団体の会長だったとは!!日本でいう経団連の会長が大統領になったというわけです。
筆者はチャぺス登場以前の状態が今の日本と似ていると言っております。大手マスメディア、乗っ取られてますからね。今は経団連、連合の意見がメディアを牛耳っているのですから。

もちろん、今は資本主義がだめだったので、それでは社会主義、でもありません。
筆者は自然に学ぶことを考えているようです。確かに自然はなにも手をかけなくともうまく循環しています。生み出されて、使われたあとはゴミになり終わるのではなく、分解され再生されてまた生み出すほうへと繋がっています。特に自然界の菌類の働きは大事で、これがなくては再生の循環に結びつきません。発酵により物質は分解され違うものへと変化する。いままで 生産→消費の方向しかやってこなかった世界から、次の段階である、再生のステージへ、生産→消費→再生。
再生は、疲れを取り休む、寝る、そうじ、洗い物、介護、治療、再利用などいままで地味で注目されなかった、ほとんどカネに結びつかない事柄ですが、次の社会へのヒントがあるのではないでしょうか。


ここから私的な意見です。

社会のあり方、方向を変えるのは、地道に一人ひとりが考えて、意見を言って、全体の大きな力になっていくしかないですね。個人の生活態度も改めるということも行いつつ。
最大手新聞やテレビのマスメディアが民意だと言って述べている意見、世論調査の結果などに乗っかって、従順な国民はだまされてしまっていました。けれども3.11以降はマスメディアが自分たちにまずいことを隠している様子がわかってきたので、目を覚ましてきました。今までのようにおとなしくしていられなくなりました。

最近のよい兆しを思いつくままにあげてみます。(あまりにもばらばらな話題ですが、また気がついたら書きます。)

日本のWBC(ワールドベースボールクラシック)の不参加
反原発デモがどんどん盛り上がってきたこと。
オスプレイ配備にNOの声が大きくなってきたこと。
親米のエジプト、ムバラク大統領に終身刑。
アメリカ発ファーストフードの衰退。スローフード(ライフ)の復活。
(アメリカ発ハリウッド映画の衰退…他)
世界社会フォーラムが開催される。(グローバリズムに対抗する集会)
  1. 2012/07/24(火) 18:20:33|
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「グローバル恐慌の真相」を読んで

グローバル恐慌の真相 (集英社新書)グローバル恐慌の真相 (集英社新書)
(2011/12/16)
中野 剛志、柴山 桂太 他

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私など経済のド素人には日本は経済成長なんてもう求めなくてもいいんじゃないの、なんて気楽に考えていたのですが、やはり経済学者は日本をGDPベースで世界5位くらいにとどめて置きたいと思っているようです。
というのも、心情的に「もうこんなに消費はいらない、ぜいたくはやめよう」と思う気持ち、もっと豊かな生活、もっと便利な生活をと求める欲望は飽和しているし、道徳的にもみっともないのでわかるけれども、困るのは「将来への投資」ができなくなることなのだといいます。
老朽化したインフラの更新投資などができなくなるのはまずいこと、このことを忘れちゃいけなかったんですね。日本もこのままで行くと、壊れた橋や道路がそのまま更新できず、地震も多い中、危険な場所が増えてしまうかもしれません。

それに、経済成長のためにというより、デフレをこのまま放っておくと給与水準が下がり、生活水準が下がり、失業者が増えると人々は疎外感を持ち、将来への不安感が強まってしまう、つまり、国民がみな不幸な国になってしまいます。
アンチ成長論の間違いは将来への投資も減ってしまうという点なんですね。
それで経済成長をさせるために、このデフレを脱却しなくてはならないわけです。


それから、グローバル化の危険性について
新自由主義、構造改革を推進して、よくなった国なんてあるんでしょうか?
この本の中にありましたが、新自由主義を取り入れて構造改革を断行した結果、発展途上国へ転落してしまった国の例がありました。それはアルゼンチン、1930年ごろ、世界第5位の経済大国で景気が良かったそうですが、構造改革した結果、落ちてしまったそうです。

新自由主義、そしてグローバル化の流れはこれからがもっと怖い結果を生み出すのでしょう。
TPPも日本を痛めつけるわけで、なんとかここで踏みとどまれるかの瀬戸際です。
日本を痛めることにまったく気にならないで、米国に頭をなでられておだてられて喜んでいる一部の人たちはどんな世界、日本を理想としているのでしょうか?彼らの言説を読んだり聞いたりしてみると、もう十何年か前に言い尽くされたようなことを繰り返すのみのような気がします。企業が自由に動けて、みな競争し合い、世界を舞台に活躍できる活気ある若者がたくさん世の中にいる世界…とか(笑)

しかし、発展途上国とまではいかなくても、日本が貧しい国になっても、心まで貧しくなりたくないものです。
今は物が安く買えるから、給料低くても暮らせる、とい安易な認識もあるのですけど、仕事が賃金安くてもあるのならばいいのですが、仕事が無い場合、先ほども書いたように、心がすさんでくるので不幸が国に蔓延してしまうんですね。

企業がリストラして人件費を削ってしまう方向へいく以上はますます悪化します。㈱アシストのビル・トッテン社長のように、雇用は切らない方針で行ってくれるそういう企業がもっと増えると良いのですが。
もちろん、国がしっかりしてくれれば、それにこしたことはないのですが、期待ゼロなので仕方ありません。
  1. 2012/02/27(月) 14:20:38|
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また「サーカーの予言」から…

サーカーの予言―資本主義は花火のように爆発するサーカーの予言―資本主義は花火のように爆発する
(2002/06)
ラビ バトラ

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前にも紹介しましたが、もう一度……

サーカーという経済学者が以前、予言した言葉は「資本主義は爆発する」
この先の世の中のあり方を示唆して日本に希望を抱いていました。

****

この先の世は、もう物質的な面からだけの進歩は不可能である。

進歩には必ず、反作用が伴う。

しかし、精神的な喜びを求めるならば、

真の進歩の道を歩くことができる。

プラウト=進歩的活用論

日本の1950年から75年ころの経済はプラウト的な経済だった。

「国内消費用だけの資源を輸入し、国内で製品を作り、国内で売ること」

理想的なプラウト経済社会だったという。

自由貿易といういかさまな悪循環をやめなければならない。

自由貿易は需要と供給のバランスをくずして、経済を崩壊していく。

賃金を抑えられた労働者は消費しようにも余裕などあるはずがない。

富める彼らは貧しい者から搾取することで

ますます富を増やしていく。

自分たちが儲かるから、自由貿易というイカサマな悪循環を断ち切れない。

政治家も、富める者から献金をもらえるので、止めようとはしない。

自由貿易は環境を破壊し、輸送に膨大なエネルギーを使い、汚染を起こす。

****

ではイカサマな自由貿易とは?

Wikipediaより、
自由貿易(じゆうぼうえき、free trade)は、関税など国家の介入、干渉を排して生産者や商人が自由に行う貿易のこと。19世紀に重商主義に基づく保護貿易に対して、イギリスのアダム・スミス、リカード、フランスのケネーらによって唱えられた。

GATT、ブレトン・ウッズ協定により自由貿易の促進を目的とした国際協定で加盟国をどんどん増やしていった。
中曽根総理の時にどんどんすすめたのがわかった。アメリカ追従路線、アメリカ隷属を進めてきた日本。

その当時、皆は賛成していたわけではなく、自由貿易を取り入れるのに積極的だったのはアメリカ、カナダ、日本で、むしろECは慎重派だったという。もしこの時、日本がアメリカべったりでなければ、と思ってしまう。

日本がどんどん悪い方向へ行ったのは、この頃から加速していた。 続きを読む
  1. 2010/07/01(木) 12:44:20|
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