国民に主権があるってこと、日本人はなるべく気が付かないように教育されてきたのかも。
先日の「久米宏ラジオなんですけど」
の今週のスポットライトで、政治社会学者の鈴木賢志さんがゲスト。
(ラジオでの話は、しばらくはここで読めます。)
日本の若者の投票率が低いのはなぜかの話だった。
スウェーデンに長く暮らしていたそうで、スウェーデンの投票率は80%を超え、85%もあったりするそうだ。
日本では信じられない数字で、特に若者が日本は少ない。
日本では学校に校則があって、それを有無を言わせずに守らせられる。もし疑問をもって反抗したら、先生には怒られるし成績にも響く、というので、黙って従う人が多い。先生たちもそう教育されてきたので、校則は守るもの、当たり前だと思っている。
ところが、スウェーデンの教科書には校則が正しくないと思ったら、一人で金髪にして派手な服装で学校に行きなさいと書いてあるんだそう。初めは一人かもしれないが、やりつづければ、それが普通のことになり、全員が金髪で派手な服で登校するようになるかもしれないというのである。
実に面白い話でびっくり目からうろこですね。
ちょっと思い出したのが、70年代の高校生だった私はあのころ学生運動のなごりで、都立高校の制服の制度に疑問を持った学生が自由服を主張して、制服はなかった。とはいえ、私らの頃から、そんな反抗心が消えていて、標準服という名の制服を着ている人ばかりだったが、あのころのそういう若者の機運、今はなくなっているようで…。
スウェーデンの若者は小さいころから自分たちが主権者であるという意識を教育されている。国民が主権を持っているので、国のルールは自分たちが作り上げるもの、悪ければ変えるものだと当然思っているので、投票するのは当たり前なのだ。
対して今の日本の若者は学生時代は子供扱いされており、社会のことは意見を言うな、社会人になってからでいい、という感覚で、国のルールを自分たちで考えるなんてことはまったく思わせないようになっている。
大人も子供もみなそう教育されてきたのでおかしいとは思っていないのが、日本の大問題なのだ。
本当は日本の若者は特に政治に興味をもっていないわけではないのだが、意見を言ってもその影響力が及ばない感じがして黙ってしまう感じなのではないだろうか。もったいない。
それに、今の日本人はお上の決めたことに逆らわずにいたほうが楽、という意識があるような気がする。専門の頭のいい人達が考えているのだから、専門外の我々が口を出すのはいかがなものか、なんて。
教育から国民主権、基本的人権の意識をもっと教えてくれて、国の今の失業者が何人、貧困の人が何人、と日本の問題点をもっと教えればものすごい数の若者が投票するようになるはずだし、さらにラジオ内でも被選挙権を18歳以上にすると、学生が議員になったりすればさらに若者が政治参加するだろうと。
スウェーデンでは被選挙権が18歳以上なので、12歳くらいから政党の青年部に所属したりするのがあたりまえだそうだ。
さらに供託金が日本は高すぎる。300万円というのは世界的に見ても異常に高い。若者が立候補できるように安く、むしろ、無料になっている国も多いので、日本も早急にそうすべきだと思う。
今から始めても何年かかるかわからないけれど、日本の今のシステムにいいところはあるのだろうか。
いままで権力者が国を好きに動かしやすい国だった、私たちの国って、民主主義国家というより王政とか専制君主制とかに近い、古臭いシステムのままきてしまって、国民主権という憲法があるのに、表面だけだったんじゃないだろうか。
の今週のスポットライトで、政治社会学者の鈴木賢志さんがゲスト。
(ラジオでの話は、しばらくはここで読めます。)
日本の若者の投票率が低いのはなぜかの話だった。
スウェーデンに長く暮らしていたそうで、スウェーデンの投票率は80%を超え、85%もあったりするそうだ。
日本では信じられない数字で、特に若者が日本は少ない。
日本では学校に校則があって、それを有無を言わせずに守らせられる。もし疑問をもって反抗したら、先生には怒られるし成績にも響く、というので、黙って従う人が多い。先生たちもそう教育されてきたので、校則は守るもの、当たり前だと思っている。
ところが、スウェーデンの教科書には校則が正しくないと思ったら、一人で金髪にして派手な服装で学校に行きなさいと書いてあるんだそう。初めは一人かもしれないが、やりつづければ、それが普通のことになり、全員が金髪で派手な服で登校するようになるかもしれないというのである。
実に面白い話でびっくり目からうろこですね。
ちょっと思い出したのが、70年代の高校生だった私はあのころ学生運動のなごりで、都立高校の制服の制度に疑問を持った学生が自由服を主張して、制服はなかった。とはいえ、私らの頃から、そんな反抗心が消えていて、標準服という名の制服を着ている人ばかりだったが、あのころのそういう若者の機運、今はなくなっているようで…。
スウェーデンの若者は小さいころから自分たちが主権者であるという意識を教育されている。国民が主権を持っているので、国のルールは自分たちが作り上げるもの、悪ければ変えるものだと当然思っているので、投票するのは当たり前なのだ。
対して今の日本の若者は学生時代は子供扱いされており、社会のことは意見を言うな、社会人になってからでいい、という感覚で、国のルールを自分たちで考えるなんてことはまったく思わせないようになっている。
大人も子供もみなそう教育されてきたのでおかしいとは思っていないのが、日本の大問題なのだ。
本当は日本の若者は特に政治に興味をもっていないわけではないのだが、意見を言ってもその影響力が及ばない感じがして黙ってしまう感じなのではないだろうか。もったいない。
それに、今の日本人はお上の決めたことに逆らわずにいたほうが楽、という意識があるような気がする。専門の頭のいい人達が考えているのだから、専門外の我々が口を出すのはいかがなものか、なんて。
教育から国民主権、基本的人権の意識をもっと教えてくれて、国の今の失業者が何人、貧困の人が何人、と日本の問題点をもっと教えればものすごい数の若者が投票するようになるはずだし、さらにラジオ内でも被選挙権を18歳以上にすると、学生が議員になったりすればさらに若者が政治参加するだろうと。
スウェーデンでは被選挙権が18歳以上なので、12歳くらいから政党の青年部に所属したりするのがあたりまえだそうだ。
さらに供託金が日本は高すぎる。300万円というのは世界的に見ても異常に高い。若者が立候補できるように安く、むしろ、無料になっている国も多いので、日本も早急にそうすべきだと思う。
今から始めても何年かかるかわからないけれど、日本の今のシステムにいいところはあるのだろうか。
いままで権力者が国を好きに動かしやすい国だった、私たちの国って、民主主義国家というより王政とか専制君主制とかに近い、古臭いシステムのままきてしまって、国民主権という憲法があるのに、表面だけだったんじゃないだろうか。
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