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原子力発電について

不眠不休で災害地の救助活動をされている方々、
原発の事故の作業を命がけでされている方、
言葉にならないほど、ありがたく思います。
本当にありがとうございます。

最近、地震のことや、原子力発電所のことを色々調べていました。
この強い不安を打ち消す、乗り越えるには、「知る」こと意外にないと思ったのです。
今から書くことはもう知ってる人には当然のことなのでしょう。

今、原発を日本に61基(運転中54基)も作ってしまっています。
世界でも第3位(1位アメリカ104基、2位フランス59基)国土が狭くて地震が多い国でありながら、こんなに増えていたとはと驚かされます。

福島第一原子力発電所は1971年3月26日に1号機が運転を始めたので、ちょうど40年でした。
原発の耐久年数は大体40年だそうで、廃炉してもいい頃ですが、延長するつもりだったらしい。
3号機が76年に始動したのですが、他は燃料が2酸化ウランなのに、ここだけプルサーマル(ウラン238とプルトニウムの混合物)を使っていることがさらに危険で問題です。
ヨウ素とセシウム以外のプルトニウムの測定値の発表がないことが不思議というか、隠蔽体質が明らかになっています。不安をあおるという理由なのでしょうけれど、それを配慮というのかどうか。

原発は火力や水力などと比べて発電効率が良いということもないし、使用が終わっても、そのあと50~100年もずっと冷却水を流し続けていなければならず、、その費用がかかるので、決して安上がりではない。
その後のゴミ処理もコンクリートで固めて深く埋められても、放射能の問題はまだ完全とはいえないそうです。

原子力発電所が一つ作られれば、それと一緒に揚水発電所も作られ、火力、水力発電所も一緒に作られることになり、しかもそれらはイザのためなので、普段は2割しか動いていないと言います。
原発は発電コストが他よりも安いということはないのです。
つまり原発の裏の費用があるからです。
①ゴミの処分費用。②揚水発電所を作り、余った電気を捨てて発電する。③火力、水力発電もイザのために作られる。

今回、福島の原発が止まっても、火力や水力でほとんどまかなえるはずです。ただ今回火力施設も被害があったのでしょう、そのせいで、一時的に足りなくなってるだけで、全部使えるようになれば、今の3350万KWから4200万KWにまで増えます。夏場は5500KW~6000KWになるので、足りなくなると盛んに言っていますが。

日本の原発による電力は全エネルギーの30%で、この先割合をもっと増やそうとしていたわけですが、もし、世界のすべてのエネルギーを原子力でまかなったら、ウランが10年ほどで枯渇するとも言われています。
将来核融合技術が進んだり、核廃棄物の有効利用でも見つかると楽観視してたのでしょうか。

発電所の津波の事故が起こってすぐの読売新聞の記事には驚きました。
”こんなことがあって、今後の原発推進に水をささなければいいが”と懸念していました。

ドイツなど14日に、今止めている原発をさらに3ヶ月は運転凍結すると発表。
シュレイダー前政権は原発全廃方針を出していたのだけれど、メルケル政権は転換して原発延命しようとしてた矢先。26日には、ドイツの4都市で原子力稼動停止を求める大規模デモが行われました。約20万人以上が参加したそうです。
こういうのを聞くと、日本人は本当におとなしい羊のようです。
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地震、津波の歴史と防災

大惨事になってしまいました。
一人でも多くの命が助かりますように。
一日でも早く避難された方が暖かい場所で、安心できる状態になれますように。

日本は地震大国である、と知っているつもりで、
あまり詳しく知ろうともせずに暮らしていたことに気がつきました。
阪神大震災(1995年)の時、怖さを知り、防災グッズをそろえ、
家具に転倒防止器具をつけ、防災リュックを作り、と備えていたのですが、
あの時は、ただ自分の周りの安全のみに気を配っていただけなのかと思います。
もう一度気を引き締めて、日本の人々がこれ以上災害に会わないようにしなくては、と心から思います。
日本は地震や津波にたびたび襲われていた過去を知らなくてはならないと思うのです。

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地震には直下型とプレート境界型地震があり、今回はプレート境界型です。
三陸沖の日本海溝は太平洋プレートがもぐりこむ場所で、年に10cmずつ西へ押し込んでいるのですが、
その固着面がストレスに耐え切れなくなり、一気に跳ね上がったのです。
その深さはなんとエベレストの高さ8000mもあります。固着面がぴったりとくっついてなかなかはがれない面のために、起こった時は巨大なエネルギーになるようです。

三陸の大津波がどのくらいの頻度でやってきたのでしょうか。
記録に残っているもので、
 名前         西暦
貞観の大津波      869年
慶長の三陸津波     1611年
延宝の三陸大津波   1677年
宝暦の三陸大津波   1763年
安政の三陸大津波   1856年
明治三陸大津波     1896年
昭和三陸大津波     1933年

この間隔を調べてみると、最初は742年もありましたが、
その後は66年、86年、93年、40年、37年という間隔です。
今年2011年は昭和の大津波から78年の間隔が空いていました。
こう考えると、三陸の大津波はいつ起こってもおかしくないものでした。
もちろん、それを想定して、岩手県釜石市など立派な津波防波堤が作られていましたが、それも壊されてしまい、役に立たなかったのです。

河田教授は本で、津波災害の避難の仕方について詳しく書かれています。
避難は徒歩が基本で、普段からの訓練はいざと言う時の心の安定にもつながるので重要。
歩けない人などは車で、前もって決めておくと良い。
避難するとき、大声で回りに教えながら、走るのが一番で、ほかの家に寄って声をかけたりはしない。
ほかの家に寄っても結局逃げた後だったということが多く、時間がかかってしまう。
川は河口から登るので、川から遠ざかる方向へ逃げる。
津波になる時は地震の揺れは長い。長かったら即逃げ出すのが良い。

*****
日本では、西暦416年の河内の地震を始めとして、400を超える地震災害があったことがわかっています。
日本はまさに地震列島と呼ばれる所以です。
外国で中国、トルコ、イタリア、ペルーが多く、1755年、ポルトガルのリスボンでは6万人の死者を出した災害や、中国の1976年の唐山地震は大きな被害がありました。

関東の大地震は
安政江戸地震(1855年) 江戸直下型 震度6強
 関東大震災(1923年) 神奈川県三浦半島 鎌倉~小田原 相模湾岸 震度7、東京 震度6

江戸時代から大正の地震に68年の間隔があります。そして今は88年目なのでやはり要注意です。
関東大震災の死者は火災が主だったために膨大な被害者が出てしまったのですから、それを教訓にしなければならないです。

大地震

10日にあんな記事を書いたあと、11日に
大地震、津波、世紀の大惨事になってしまいました。
東京で、震度5強を感じ、私は震えがしばらくとまりませんでした。
胸もドキドキし、ふらふら、今でも時折揺れているようになります。
被災地、避難した人たちのその後のたいへんな生活を見聞きすると、
心労、苦労は並ではないと、察するのに余りあります。
早く物資が行き渡りますように。住む場所ができますように。
一人でも多くの方が無事で助かりますように。


津波の2次災害、福島第1原発の冷却装置故障による水素爆発。
ただただ、今はその収束を願うばかりです。
東電の方、東電の関係会社の方、自衛隊の方、警察の方、
今の危機を乗り越えるため、命をかけて頑張ってくださっている方々。
本当に感謝します。

使用済み核燃料は、何年もエネルギーを費やして器械で冷却し続けなければならないんですね。
真っ先に上からホウ酸や水をかけなかったのは何故なのかずっと疑問でしたが、、
新聞によると、そういうことをすると、廃炉になってしまうから、だったようです。
修理してまたすぐに再開できるという自信があったのでしょうか。それだけ、原発装置への信頼、技術者たちのプライドがあったに違いないとは思いますが、そのへんはもっと早く決断して欲しかったです。

その議論はともかく、今は政府がどうのと文句をいうつもりはありません。
今はだれが総理でもそう変わらないと思います。
東電は民間会社とはいえ、独占的に国民の電気を供給する立場なので、ものすごい権力を持ってますよね。
官僚のような感じがします。現場のきつい仕事は下請けの子会社にさせているのだろうし。
それでも、今は私は日本の中であの人が悪いとか、そういうのはやめたいと思いました。
だれも責めたくないのです。いがみ合いたくないです。
一人の日本人として批判する立場にはもうなれません。
もちろん、陰謀論も考えません。

117カ国の支援を申し入れがあり、今17ヶ国の国から救助隊が来ています。
本当に嬉しいことでその話をテレビラジオで見聞きするたびに胸が熱くなり涙が出ます。
ネット右翼さんがさかんに韓国、中国を嫌っているようですが、中国、韓国、ロシア、台湾と近くの国が真っ先に支援を名乗り出てくれたではないですか。そして暖かい言葉をかけてくれました。ロシアも天然ガス、韓国もホウ酸を送るそうです。ありがたいじゃないですか。本当に困った時に助けてくれる友人こそ真の友人です。もちろんアメリカ、イギリス、スイス、フランス…当たり前ですが、欧米の国々もすべて同じ人間の情が通っているんだなと思いました。

日本の中もそうですが、世界もひとつになれる時ではないか、と思います。

TPPと地震

地震が起きる前には大量のイルカ、小型鯨が打ち上げられるという事件がよく起きています。

先日の3月4日に茨城県鹿嶋市下津海岸にカズハゴンドウ50頭が打ち上げられました。
そして5日後の3月9日に三陸沖で震源地が10Kmと浅い地震が発生して、津波が起きました。


NZでは、2010年8月カリカリ半島にゴンドウイルカ60頭が打ち上げられ、
同年9月にM7.0の地震があったそうです。
さらに2011年2月にゴンドウクジラ107頭打ち上げられ死んでいて、
その後2月22日あのクライストチャーチでの大地震が起きました。

これは震源地が妙に浅すぎる地震であることが不自然なことと、日本もNZも今回TPPに参加するか否かで、もめていて、反対運動も起こっていることなど共通なことがあって、疑惑があるのです。

つまり、欧米の裏の権力者が、地震兵器を使って、おどし、警告しているのでは?という話です。
自然に起こった災害でなく、人工的に起こされたのかもしれないという疑いです。

もちろん、これは世間一般には通用しない話ですけど、HAARPというわけのわからない施設が実際につくられているようですし、疑いも晴れることはありません。

イルカの打ち上げられるのは、イルカが方向を見失って浅瀬に入り込んでしまったという話ですが、何かが起きているわけで、イルカに作用する強い磁気?などの影響か、強い電磁波などの影響などいろいろと考えられませんか?(あるいは地球の地磁気の変化?、地球の地磁気反転、弱まっているなどの話もありますが。)

仮にですが、日本の政府の要職についた人に、言うことを聞かないと地震や津波を起こしてやるぞ、と暴力団のように脅したとしたら…。
TPPに参加しないと…と、今脅されてるのか?と想像してしまいます。
阪神大震災も村山総理の時で、人工地震であったという説もあります。

陰謀説でなくても、地球が今火山などの活発な時期に入っており、太陽の活動も激しくフレアがすごいらしいので、なんとも言えない話ですが。

前原氏辞任、年次改革要望書等

●前原外相が辞任。
その理由が外国人と暴力団関係会社からの献金を受け取った件ですが、裏側では、色々なことが考えられてるようです。
1つめは、暴力団関係の会社からの献金は野田、蓮舫議員にまで追及の手が伸びる、あるいはさらに別のたくさんの議員にまで及ぶために、ここでストップさせたかった。
2つめは前原外相は今辞めたほうがこの先、総理になることができると踏んだのではないかということ。今のままの泥船政権では次の選挙では負けるので。
3つめは、前原氏は最近、「ODAの見直しをしたい」と発言したそうで、これがアメリカの琴線にふれてしまい、怒りを買って失脚工作を仕掛けられたというもの。
うーむ。どれも納得します。


●日米経済調和対話。
阿修羅の投稿で知りました。
なんと、あの「年次改革要望書」は鳩山政権の時にはなくなったそうです。
あの年、”今回も出たのかな?”とちらっと思っていたのですが、さすが鳩山政権、止めたんですね。

しかし!菅政権でまた復活。名前は変わって「日米経済調和対話」
内容を読んでみると、内政干渉、まったく余計なお世話というもの。
郵政民営化もアメリカ国内は国有のままのくせに、日本にはあれこれと教示してやるぞ、と言った態度。
やってしまったら日本国民の命を守ることができなくなります。

規制を緩めて、撤廃せよというのが多いようですが、もちろん問題があれば色々改革すべきだと思いますよ。
彼らに言われたからではなく、日本人が考えてから進めることです。



●米に気に入らない人が次々と失脚させられている事実。
本、ネット、ブログなどで色々と読ませてもらううちに、わかったことは、田中角栄をはじめとする政治家や官僚が、自国の利益のために動きはじめたり、アメリカの利益を損なう恐れがある行動を始めた場合、その人を暗殺、失脚させてきたことです。
今たとえ日本にとって素晴らしい人がトップに立っても、結局すぐに失脚させられるのではないかと心配がよぎります。
どうやったら、いいのでしょうか。
小沢一郎さんや植草一秀さんが日本の舵取りをされるのが一番いいと思うけれども、このままでは、彼らの命が危ないし、長続きさせるのは難しいに違いないと思います。
亀井さんがCIAに殺されるかも、でも私はやる、とおっしゃいましたが、やはり亀井さんのように公にはっきりと言うのがベストかもしれませんね。公の生放送で大声で言うこと。街頭演説で言う。ラジオ生放送、インターネット放送などを使う…。国民が疑う、真実を知ることしかありませんね。
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