ニューテンの部屋

政治経済関係の本の内容紹介とその勝手な独り言など書いています。

日本の行く末

世界から見れば、日本は脱原発ではなく、原発推進、という方針に見えるだろう。
壊れた原発は収拾しましたので、安全を確認して止まっている原発を順に再稼働して行きます。
なにしろ経済が停滞してますので、経済優先で政策を打っていく所存でございます、と。

今、日本は最大の混迷状態にあると思う。

戦後しばらくは国民の価値観が割合と一致していたので、安定して高度経済成長へと進んで行けたのではないかと思う。戦後の焼け野原から復興して行かなければならなかったから、金持ちも貧乏人も差がなく一様に貧しくなったので、意識や目標が一致していたのだと思う。
人間は目標があると目を輝かして頑張れる。

今はどうだろう。脱原発派も原発推進派もそれぞれの言い分で争うしかない。
すべての争い事、これを無くすには、単純に言えば価値観が統一されればいいだけのことであると思う。
これらまったく別の価値観、ものさしで対立するからいつまでたっても平行線だろう。

戦後は物がなく、どんどん物を作り、道路を作り、建物を建てていこうというのに誰も意義はなかった。
しかし、今は物があふれているし、貧富の差は激しくなっているし、経済優先はもういいんじゃないか、という思いの人が増えてきた。しかし、経済成長していたあの右肩上がりの社会、夢をもう一度と忘れらない旧式の人たちがまだまだ力を持っている。

震災後、これからは”脱原発”で共存共栄の精神で日本は進んでいくのでは、と思ったのだが、そうはならなかった。

経済状態が依然より悪化していたせいもあり、経済優先か、環境と人命優先か?という選択肢に分かれ、どちらに重きを置くかで国民が二分してしまった。

未だに競争原理で社会を作っていこうとする人の勢力が強く、エゴむき出しの人間が幅を利かせている。

ちょっと話はずれるが、先日東京新聞に作家の林真理子と社会学者の古市氏の対談があり、現代の若者は必要以上の金を持っても幸福にはなれないことを知っているのに、林真理子は依然として野望を持って都会に出て、若者は冒険をして金持ちになる夢を捨てるなという論調だったので面白かった。
私は50代なのだが、林真理子の考え方は前から好きではなく、若者の古市氏のほうに共感できた。
今の若者には変な欲がなく、エゴではなく、競争がきらいで、本当の幸福を考えていることに安心した。


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  1. 2013/08/26(月) 19:11:57|
  2. 雑感
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原発からの汚染水

放射能汚染水がタンクから漏れ出したというニュース。
だから言わんこっちゃない。
こう思った人は多いだろう。
あの日から、2011年3月11日以降からもうすでに予想できることばかりだ。
2年間何をしていたのだろう?
あのタンクは2日で一個がすぐに満杯になる。
だからもっとずっと汚染水を貯めるタンクを作り続けなければならない。
(と、私は思うのだが違うのだろうか?)

日本中がタンクだらけになっても汚染水を海や土に流すことは許されませんよ。
これからは一滴ももらしてはいけない。
タンクはもっとしっかりした作りの物を。
鋼鉄製でなくステンレス製のほうがいいそうだ。
これは国がやらないと東電だけでは無理だろう。

地下水からの汚染は地下水が流れる水路を探し当てて原発に入らないように手前のところでくみあげるなどできないのだろうか。コンクリートで固める案だけでなく。
素人の人間でも色々考えられるのだが、いったい何を考えているのだろう。
最悪、海に少しくらい流してもいい、とまさか、そんな考えの人がいるのではないか、とさえ、疑ってしまう。
あまりに大きくて扱いにくい状態だから、小手先の対応ではだめなのは明らか。
なんだか、東電とか国とか、当事者意識が薄いっていうか、
なんだろう、マスコミの取り扱いも冷笑、批判してるだけで、東電のだれが責任だとか、東電をつぶすとか、国を批判するとか、そういうのは後回しにして、みんな一緒に闘わなければいけない問題なんじゃないか。
みんなが当事者で、私もあなたも。
福島から離れたところに住んでいるからと言って、関係ないなんて言えない状態で、世界の海に流れ出し、地球全体の問題になるのは目前なんだけど。

タンクも保管してはその状態を常に監視しなければならないけれど、それでもあきらめたらだめ。
置き場所がなくなってきたら、国有地に置くしかないのだろうか。
日本の山地はタンクだらけになっていく。
いずれ汚染処理して減らしていくつもりなのかもしれないが、楽観していいことは一つもないのだ。
最悪のことを想定するのが国と東電に今必要なことなのではないだろうか。
なぜか悠長な態度、どろ縄式なのは、危機意識がうすいのか、
東電は役所的で、決定しても実行までに時間がかかるのか。
本気のやる気が感じられない。

メルトダウンした炉心が冷やせなくなった時、どうなるのか。
地下深くにもぐりこんだ場合はどうなるのか。
爆発が起きるのか?
私たちの不安は一向に減ることはない。
  1. 2013/08/22(木) 14:09:28|
  2. 原子力
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エジプト情勢

日経新聞のエジプト情勢の報道では
ムスリム同胞団のイスラム過激派との関連を疑い、低所得者や若者組織、世俗、リベラル派も支持をしていたが、今や失望している、と強調していた。
エジプト暫定政府の今回のデモ制圧は正しいと伝えたいらしい。
しかし実際は違うだろう。
エジプト出身のタレントのフィフィさんは怒っていた。
こんな報道ならやって欲しくないと。
本当はエジプト暫定政権は治安維持という名目で武器も持たない市民を殺しているのである。
東京新聞の報道では
…同胞団に「テロ集団」のレッテルを貼って圧力をかわす狙いとみられる。
…対話による解決を目指す意図がないのは明らかだ。
ムバラク時代に舞い戻りとある。

前ムバラク大統領は1982年から30年間政権を担ってきたが、彼らは親米・イスラエル路線だったため、長期政権だったのだろう。長い間エジプトはイスラエルと親密で米イスラエルの傀儡だったのだ。
田中宇さんのブログを読むとたいへんに詳しくこれらの歴史がわかる。
2011年のエジプト革命によってムバラクが辞任、ムスリム同胞団のモルシ氏が軍政を退けて大統領になった。ここでやっとイスラム民主主義が始まった。
しかし日本の鳩山・小沢民主党政権と同じく?今年2013年、モルシ政権に対する不満のデモが増えてきて、暫定政権、軍が乗り出して、治安部隊という名目でデモをする民衆を殺している。
ムスリム同胞団は平和的な座り込みデモをしていただけで、過激なことをしたわけではないのだ。
ムスリム同胞団は米従属から離脱をめざし、EUのようにアラブ世界をひとつにまとめたいという考えもあったそうだ。

そして、そういう考え嫌がるのは米右派やイスラエルで、モルシ政権を倒したかった、と思うのは自然である。
この裏には彼らがいると考えられる。

反米のイランをイスラエルがしつこく攻撃しているが、エジプトがイランとイスラエルを和解させたいと以前動いていたそうで、エジプトの力は放っておけないと米国右派はおもったのではないだろうか。
米国右派は世界中が米国の傀儡政権となるまで、裏に回って紛争の火種を起こし、人々がおとなしくなるまで殺しあうことを望んでいるようだ。

エジプトに起こっていることは日本も同じことで、常に中国と韓国とロシアと日本は紛争の火種をくすぶらせ、米国に従属させ続ける。鳩山政権が東アジア共同体構想を述べたとたんにつぶしにかかった。

闘うべきは米国右派のこうした力であるのに、日本国内でもめている。本当はもめている段ではないのに、大きな敵が迫っているのに、韓国人がきらいだの、中国嫌いだの、くだらないことで目くじらを立てているのは本当に時間の無駄だとあせってしまう。
  1. 2013/08/19(月) 14:30:44|
  2. 海外
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