ドイツの歴史から学ぶ。報道ステーションに教えてもらう。安倍政権、自民党の本意とは?

最近、自民党の憲法改正草案をプリントアウトして読んでみていた。
自民党は現憲法がなぜ良くないと思うのか、自民党の目標がなぜ憲法改正なのか、知りたかったからだ。
私の感想としては、前文、今の憲法の精神が崇高だと感じるのに対し、草案は全体的に国民の義務が強制されているような息苦しさを感じた。世界の人に対して、自由で、安全、健康で生きていける社会、国がそれを目指す、というものが今の憲法に表れている感じがするのに対し、草案では、我が国がいかに偉大であるか、それを誇示して国民皆で頑張るべきではないか、と言われている感じがした。要するに日本は立派だと胸を張りたいだけなのではないか?と。
自民党はただ今までの弱腰の日本がみじめで、それがいやだから変えたいと言っているのではないかと感じた。(それだけではなく米国戦争屋たちの要望、日本も早く戦争できるようにしておけと言われているからかもしれないが)

折よく、先日の報道ステーションで、ドイツのワイマール憲法の中の国家緊急権がナチスによって悪用されて、独裁国家へ進んでいった経緯を詳しく教えてくれていた。なるほど、そうだったのか、と驚いた。
自民党草案には今の憲法にはなかった緊急事態条項が入れてある。

ドイツのワイマール憲法研究のミハエル・ドライアー教授にこの草案を読んでもらった。そしてその感想は
「草案はワイマール憲法の48条(国家緊急権)に似ています。内容は一人の人間に利用される危険性があり、とても問題です。」
「一見、読むと、無害に思えますし、他国と同じような緊急事態の規則にも見えますが、特に(議会や憲法裁判所などの)チェックが不十分に見えます。」
「このように、権力の集中には通常の法律よりも多くのチェックが必要です。」
「議会から厳しいチェックができないと悪用の危険性を与えることになります。」
「なぜ、一人の人間、首相に権限を集中しなければならないのか?」
「首相が(立法や首長への指示など)直接介入することができ、さらに首相自身が一定の財政支出できる。民主主義の基本は「法の支配」であって「人の支配」ではありません。人の支配は性善説が前提となっているが、良い人ばかりではありません。民主主義の創設者たちは人に懐疑的です。常に権力の悪用に不安を抱いているのです。」

報道ステーションでは安倍総理の発言とヒットラーの発言が似ている部分を抜き出していた。
民主的に選挙で選ばれた代表であったヒットラーが、野党、共産党などの反対勢力を抑えるために、全権委任法をうまく活用してどんどん抑え込み、一般市民をも捕まえた。怖くて誰も政府を批判できなくなったという。そうして独裁国家が生まれた。
狂気じみた悪人に権力を与える結果になるとこういうひどいことが起こる。
人はすべて善ではないからこそ、法がそれを支配しようと決めたのだ。
人にこういう力を一時的にでも与えてはいけないという教訓なのだ。

今度の参院選で与党が3分の2以上をとると、この憲法改正、この草案に賛成する可能性が出てきた。
この緊急事態法は大災害だけでなく、社会の秩序の混乱にたいしても発動できる、ここが一番の問題だったのだ。
ナチス政権のヒットラーのやり方を学んだ安倍政権をこのまま放っておいていいのだろうか。

古館さんも31日で番組を降板してしまう、なんらかの圧力があったと思わざるをえない。だからこのような報道が最後の抵抗なのだろう。NHKのクローズアップ現代の国谷さん降板もそうだが、政府に強い批判精神を持って報道するところに圧力がかかったと思われても仕方ない。
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2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

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