最悪のシナリオも覚悟

野田さんが民主代表になり総理に決まりました。
今回は誰がなっても別にあまり変わり映えしないと思っていました。
まあ、前原でなくて良かったかもしれない。
でも野田は増税派、決して良くはないですが。

NHKーBSでやっていた「メトロポリス」という無声映画(ドイツ、1926年)を録画しておき、最近観ました。
この中で「頭脳と手をつなぐものは心でなければならない」といういうような言葉が出てきました。
「頭脳(知的支配者)と手(労働者)には仲介者が必要で、それは心ある者でなければならない。」
これが、最終的なテーマでした。

手塚治虫のアニメでも同名の「メトロポリス」があり、ここからヒントを得たのでしょうか。
映画化されたのを見ましたが、同じく未来都市の話で、地上には高層ビルがそびえたち、高度な文明を謳歌しているように見えましたが、その地下では、たくさんのロボットが労働者として、働かされておりました。

ドイツのこの「メトロポリス」も地上では高度な文明が栄えているようで、実は地下に労働者たちが住み、集められてつらい労働をさせられています。知識層が支配者になり、手となる労働者が被支配層になっています。
労働者の中のマリアという清らかな女性は、知性と労働力をつなぐものは心でなければならないと言って、その仲介者が現れると予言します。それは支配者側の息子フレーダーなのですが、地下に入って彼らの過酷な労働を見て驚き、心優しい彼は心痛めます。
支配者である彼の父は、アンドロイド(人造人間)をマリアとそっくりにし地下に送り込み、労働者を煽って先導させます。しかしアンドロイドを作った科学者は密かにメトロポリスを壊滅させようと画策していたのでした。
地下のコンピュータが破壊されると都市機能が失われ、労働者たち自身も苦しむ結果になると気がつくのですが…。

この話で漠然と思ったのは、今のアメリカ社会がこのメトロポリスに近い格差社会だということです。
新自由主義の実験場みたいになったアメリカは今や貧困大国になりました。
一部の富裕層が悠然と暮らしている中で、満足に食べ物も医療も受けられない人々が増えているのですから。
マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」等見ればわかるように。
メディアではアメリカの実際はあまり報道されませんけど、日本では、やたらに北朝鮮の人々が物が不足してみな貧しくて困っていると報道していますが、アメリカだって、かなり近いんじゃないでしょうか。

そう言ってもアメリカの真似をし新自由主義的になった日本もその同じ道をたどらされる羽目になるのでしょうか。野田が総理になったと聞いて、ますます絶望的にもなりました。
アメリカ的新自由主義は頭脳(支配者)がいくらでも儲けてよいというシステム、結局馬鹿だと損をし、失敗すると這い上がれないという過酷な競争システムだからです。
こういう政治の流れからして最終的には日本も貧困国になる道を行くのでしょう。放射能に汚染された国土に住み、食糧不足になるのは明らかではないでしょうか。
ここは、経済破綻、最悪のシナリオを考えておいたほうが良いと思うんです。

給料は半分以下になり、みんなが貧しくなる。仕事もない。物資もない。
こうなると教育も十分にはできなくなるかもしれない。

……でも

物がなくなると、何かが見えてくるかもしれない。
映画で言う「心」が見えてくるかもしれない。

ベランダに野菜を作り、自衛手段をとらなければ。
服も繕って着なければならず、節約して暮らすしかない。
戦争中のように、つつましく生きていくようになるのかもしれません。

こんなのは無責任な発言だと批判を浴びるかもしれないけれど。
外国との戦争が起きて、苦しめられるよりはずっとずっとマシではないかと思う。
今の状態を見ていると、いよいよ覚悟しなくてはならないと思います。
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Author:newten
2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

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