「サーカーの予言」を読んで。

サーカーの予言―資本主義は花火のように爆発するサーカーの予言―資本主義は花火のように爆発する
(2002/06)
ラビ バトラ

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この本は2002年に買って読んでいましたが、
今もう一度読みなしてみました。

ラビ・バトラというインド人の経済学者が師と仰いだサーカー師が教えてくれた予言などを元に書いている経済社会のこれからの予言書です。
師は2000年までに共産主義が崩壊すると予言していました。
そして、2005年に資本主義が崩壊すると予言していました。
が、これは少しはずれたかもしれないけれど、近い将来、
いや、今、崩壊中かもしれないのでそれほど大きくはずしたとは思えないです。

何故、資本主義が崩壊するか?2つの理由を挙げています。
①極端な富の集中。
②自由貿易。

富の集中はアメリカでは1%の人間が、なんと全体の40%の富を手にしている。
(日本は1%が全体の25%を手にしている。)

諸悪の根源は自由貿易。生産性が上がるが、賃金が上がらない。生産を賃金の低い国に移し賃金を抑えて、製品に高い値をつけて、奴隷状態にしてぼろもうけする。
賃金を抑えられた労働者は消費しようにも余裕はないので、需要と供給のバランスが悪くなり、経済は破壊する。輸送に膨大なエネルギーを使い、環境汚染する。

自由貿易はイカサマだが、政治家がこれをやめることができないのは、富めるものから献金をもらえるから政治家は手を付けられないらしい。

エンロン事件は白昼堂々行われた泥棒であったのに、なんの裁きも受けなかったこと、これはアメリカの制度の腐敗をはっきりさせた事件で、アメリカの”富の時代”の終わりだと言います。

この先の経済を予言、「プラウト」こそ新たな時代の「経済民主主義」だという。
「プラウト」=「進歩的活用論」という意味である。
今までの進歩には必ず反作用が伴う。
物質的な面からの進歩はもう不可能で、これからはスピリチュアルな領域を活用して、喜びを求めるならば、「無限の喜び」を得ることが出来る。ここには反作用が無い。そして真の進歩を歩くことが出来るという。

資本主義は自己が中心の哲学で、個人の快楽を求めるのを目的とし、個人の利益が背後にあり、で公共の福祉はない。
マルクス主義は物質を中心とする哲学。人間は単に飲んで食っておもしろおかしく過ごす為に存在。「食べることがすべて」物質を得ることから幸福が生じるとするものだった。

これからは「国内消費用の資源を輸入し、国内で製品を作り、国内で売ること」が必要だと言う。

日本もプラウト的社会を実現していた時があったという。
それは1950年から1975年の間だ。

この先、「日本が必ず世界でもっとも早く理想的なプラウト社会を実現するだろう」と期待している。

***
スピリチュアルな進歩こそがこの先の社会に求められるものだという。
果たして日本にその社会ができるでしょうか?

悲観的にならなければ、行き過ぎた市場原理主義によって、経済はがたがたになっている今、日本もこれから方向転換することは間違いないです。

日本はアメリカの子分を辞めて、独自の考え方で進めば、新たな道というよりも過去にあったの
だから、おなじような社会を作るのはそう難しくないのではないかと思います。

日本人の感性は深い道徳心、宗教心があると言います。八百万神の歴史もあり、日本の良さをもう一度見直す時代に入っていると思われます。アメリカに憧れる時代はもう終わった感じです。
それは若い人の嗜好も明らかに変わっていると感じることが多いからです。
「パラダイス鎖国」なる言葉ができたように、日本文化で満足し、海外への憧れは薄くなったなと思うんです。
私の若いころは皆、アメリカが憧れだったけれど、今は全く魅力のない国、文化もない荒れた国に見えます。
神と言うか、日本人の元々持っているもの、特定の宗教の神ではなくて、良心とか、思いやりの精神、同情心、憐れみの心をもう一度大切にして、呼び起こしたいですね。
これを政治経済の中心にすれば、自然に福祉が手厚くなるし、富の集中もなく、平和な世界を築くことが可能だと思います。悲観的にならないで行かなくては!!
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2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

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