"放射能は安全だ"という説について考える。

かなり前の話だが、西部とおる氏という人のテレビ番組を見ていたら、黒鉄ヒロシ氏と、放射能は安全だという説を述べていた。
放射能が危ないというのはたかがハエによる実験からではないか、人間では違うのではないかと言う。
キューリー夫人などは80近くまで生きたという。
黒鉄ヒロシ氏は原爆地の広島、長崎は除染しないですんでいるんじゃないか、と言う。
西部氏はさらに屈強の男に平手で毎日ほほを撫でられても死なないが、1回1000倍の力で殴られたら死んでしまうのと同じことだと主張。

うーん、なんという説だろう。確かにラジウム温泉やラドン温泉など微量の放射線が体にいい場合があるとはいう。

キューリー夫人は調べたら、67歳まで生きたが(1867~1934))80歳というのは言いすぎである。
2人の子供がいたが、長女は母と同じく研究者になり、白血病で59歳で亡くなり、次女は研究者にはならずに102歳まで生きたそうだ。
さらに広島、長崎が除染せずになぜすぐに人が住めたのかは、かねてからの疑問であったので、調べてみた。
するとたしかに同じく放射能はまき散らされたのだが、原爆は上昇気流に乗って成層圏近くまで上昇し、多くは気流にのって拡散してしまったために、広島、長崎の局地的な汚染ではなかった。
原子爆弾の爆発と原子力発電所の爆発とは違うということは確かだ。


60年代の東京はかなり放射性物質で汚染されていたという話も聞いたなと思いだした。
調べてみると、60年代前半、米国、ソ連、で核実験が行われ、1963年東京杉並区高円寺ではセシウム137やストロンチウム90の濃度は2007年の同じ場所で比べてみると1000倍~10000倍も高かったそうだ。
60年代後半は中国、フランスが核実験を始め、中国は64年から45回も行合い、日本全域にヨウ素、セシウム、ストロンチウム、ニッケルなどの微粒子が相当量落下してきた。
1960年代の中国の原爆実験のときのほうが今回の原発事故時の最大値より10~100倍ほどの放射性物質が多く降ったといえるそうだ。

とはいえ、今、安全だと信じるのは早計の気がするが。こういう話はどうも真実味がないというか、実感としてわからないせいか、政治的な思惑がからんで、科学的に本当に正しいのかわからないからだ。
原発をこのまま進めていいわけがない。発電効率の悪さ、コストの高さ、危険物であること、何もいいことがない原発を進める理由がない。
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2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

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