「明治維新という過ち」


この本はかなり今売れているそうだ。
買ったはいいが、どうしても完全に読めなかったので、(それは詳しい部分には興味わかなかったから。)
はずかしながら、おおざっぱな感想を言います。

以下中の文からの抜粋。
………
私たちが教えられて来た歴史感は明治維新が欧米列強による日本の植民地化を防ぎ、明治維新があってこそ、日本は近代化への道を歩むことができたとなっている。
長州・薩摩藩を中心とする「尊皇攘夷」派の「志士」たちが、幕府や「佐幕派」勢力の弾圧にも屈せず、「戊辰戦争」で見事に勝利して討幕を成し遂げ、ようやく日本は「近代」の扉を開き、今日の繁栄があるとするのだ。

「維新」を成し遂げた功労者が、長州の吉田松陰、桂小五郎、高杉晋作、山縣有朋、伊藤博文、井上馨、薩摩の西郷隆盛、大久保利通、土佐の坂本龍馬、板垣退助、後藤象二郎、備前の大隈重信、江藤新平たち、いわゆる「薩長土肥」の下級武士たちであった。
これが145年間、定着してきた明治維新のコンセプトであるとして問題ない。

………

これが官軍教育というもので、
一方的な歴史認識を長い間信じ込まされてきたようだ。
坂本龍馬などは司馬遼太郎の「竜馬が行く」はフィクションだが、坂本龍馬の実像と信じ込まされた。
勝ったほうが正義となる。
「記紀」もそうである。
「龍馬」は本当はグラバー商会の”営業マン”である。
という側面もしらなければいけない。
明治維新は長州過激派による凄惨なテロでもある。
ともいえる。
吉田松陰ほど脚色の度合いの激しいケースも珍しいと言う。

江戸幕府が黒船前まで開国しなかったように思わされているが、天保13年(1842年)、黒船来航前に、「異国船打払令」をやめて「薪水(しんすい)給与命」というものを出して対外政策を180度転換したそうで、その時点で開国したと、みなすことができるそうだ。
また1979年以降長崎、出島へアメリカの交易船が来航した回数は少なくとも13回確認されており、ペリーの来航によって初めてアメリカ人と日本人が接触したかような歴史教育は事実と異なるのだそうだ。

江戸幕府はオランダ以外の列強、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、プロシャ、と相手して、それなりに外交経験を積んでいるのである、ともある。

他色々な実例をもとに、いかに今まで我々が受けてきた歴史教育が偏ったものだったかを示している。

実を言うと、私は歴史の科目は苦手で、真面目にやってこなかった。丸暗記ものの歴史は好きじゃなかった。
語学とか理数なら、ある程度の基礎を持っていて、法則を知れば、考えることで正解を導けるのに、歴史は理屈も何故もへったくれもなく、次にこれがこうなって、誰がこうして、と進んでいくのを覚えなくてはならないだけだからだ。

なので、明治維新にはなんの思い入れもロマンも感じたことがなかったので、びっくりということはないが、なんとなく抱かされたイメージはあったので、これがそういうものか、という感想である。政治家がやたらに明治維新のことを持ち上げる発言が多かったので、そんなにいいイメージなのだろうか?と思っていたのだ。維新の会とかのネーミング、「明治維新」万歳の人が多すぎる。

安倍総理も山口出身で長州の人、歴代の日本の総理には薩長の人が多いので、いまでも日本は明治維新を引きずっているのだろう。そろそろ、こういう流れは改めたほうがいい時期にさしかかっているから、今、この本が売れているのかもしれない。



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2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

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