ニューテンの部屋

政治経済関係の本の内容紹介とその勝手な独り言など書いています。

税収不足の国、タックスヘイブン、金持ち優遇

あるところで勝ったと言う人がいれば、必ず、それに負けた人がいるわけで、
もうけた、と言う人がいれば、どこかで損した、という人がいるはず。


話題のパナマ文書のタックスヘイブンの話なんですが、税金逃れで巨額の資金を貯めこんでいる会社や個人がいるということは、つまり、税金を集めている国が本来取れるはずの税収を損しているってことです。

タックスヘイブン,ケイマン諸島に流れている投資残高は55兆円だそうです。
タックスヘイブンに隠されている(個人の)資金はイギリスの市民団体が試算したものによると、全体で最低21兆ドル、最高32兆ドルだそうです。(イギリスのガーディアン紙が報道)。
どれだけの税収が失われているか、と計算すると金利を3%とし、30%の課税をかけたとすると、1890億ドル、30兆円近くになるそうです。これは日本の税収の半分以上とのこと。企業資金も含めれば実際にはもっと多くなるといいます。

国の財政が苦しいので、国民から消費税だの、なんやかんやと細かく税をとりたてているというのが、今の先進国の図式ですが、苦しい原因はこんなところにあったということですよね。本当は消費税も必要ないはず。

それに、累進課税というのは、昔は、私の子供のころの日本はきつかったらしく、テレビでも芸能人などが何億も儲けたけれど、6~7割も税金でもっていかれる、と半泣きしているのをきいたことがあって、そんなものかと思った記憶があります。
それで累進課税はあの時のままだと思っていたら、今は全然違うらしく、びっくりしました。

所得税

年収所得1億~2億の人が27.5%でピークになり、それ以上の年収がある人はどんどん税率が下がっているんですよ。これには驚きました。金持ち優遇もここまでとは!!
100億円の人は年収1000万円の人と同じくらいの11,1%に下がっています。
このデータはいつのデータか不明ですがそんなに大きく変わっていないでしょう。
このカーブ、ななめにずっと上がっていくべきだとおもいませんか。せめて下がらないで一定になるでもいいので、下がっていくというのは、実に頭に来るのです。

大金持ちからたくさん取ればいい、というと努力した人が報われない社会はだめだと声を出す人がいるのだけれど、どうでしょう、努力した人が必ずしも大金持ちになっているのでしょうか?努力とはなんでしょうか。怠けているから貧乏なんだ、と言い切る人が多い世の中ですが、それはあまりにも冷たいなあと思うのです。

タックスヘイブンで富を貯えているのが、政治家だったら、モラルがないということでアイスランドの首相が辞任しましたが、
アイスランド、2年ほど前に経済がV字回復したという記事がありましたねェ…。銀行を救済しないと決めて、緊縮財政にノーと言って、EUの各国から離れてこの国だけ好調だったわけで…狙われた?…、いやいや急にパナマ文書が出てきたので、何か思惑があってのことなのか、と深読みしてみたりしてみました…。アイスランドのV字回復

ウルグアイのムヒカ元大統領が来日されてたいへんためになるお言葉を言ってくださり、尊敬しています。ムヒカさんのような人は人間としてレベルの高い人で、こういう人が多くなって来れば世界は社会は一歩進める、レベルアップするのですが、いまだに野生動物以下の人間たちが、金が欲しいと言って人殺しをし合っているのです。
とはいえ、社会がムヒカ元大統領を賛美することができることだけでも、いい兆しだと思います。
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  1. 2016/04/12(火) 21:43:48|
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