それぞれの歴史観

安倍総理の年頭の記者会見で、明治維新150年、明治維新を礼賛したそうだ。
東京新聞の”こちら特報部”が記事になっていたので、興味深く読んだ。
歴史観が薩長史観、官軍史観そのままである。

本当は歴史観というものは絶対に正しいものはない。解釈は色々ある。
どっちが正しいんだ、と争う気はないけれど、時の政権与党の総理大臣が一方的な考えをはっきり言うとは大胆だなと思う。
政治家は司馬遼太郎が好きな人が多いから、絶対的な正義だと思い込んでいる節がある。
私たちの受けてきた教育が江戸幕府を否定し、明治政府が正しい、とした歴史教育だったので、仕方ないが、
最近は明治維新を疑問視する本もたくさん出されて、去年私も何冊も読んだので、すっかり、明治維新は単なるテロだった、決して良い方向ではなかったと思い込んでいる。

ただ、明治からの150年間どういう経緯をたどってきたか、を考えると決して素晴らしいだけではない事実、結果がある。
江戸時代までのオリジナリティーに富んだ日本の生活様式や伝統文化が破壊されてしまったのも事実だし、廃仏毀釈で破壊活動が行われ、天皇が神とされてしまった。
明治の戦争はロシアの脅威への防衛ということで日清戦争、日露戦争をして、勝ったので一時、列強の仲間入りしたが、さらに過剰な防衛意識で大陸にまで兵を進めた先が第2次大戦の敗戦につながったとも言える。国の主権さえ失った第2次大戦の敗戦。良かったのか、悪かったのか。

別の見方もあろうし、反論もあるだろうけど、一方的な礼賛はやめたほうがいい、簡単に良い悪いの決めつけが危険だということだ。各々が頭を使って、考える時なのだと思う。



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2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

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