「市場原理主義が世界を滅ぼす!」を読んで

市場原理主義が世界を滅ぼす!―“日本人”再生への提言 (徳間文庫)市場原理主義が世界を滅ぼす!―“日本人”再生への提言 (徳間文庫)
(2009/02)
高杉 良

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経済小説をたくさん書いておられる高杉良氏のこの本はまさに直球。
辛らつに、しかし痛快に書いておられる。胸がすっきりした。
あんまり露骨に人の悪口を書いてるのは良くないことだと思いつつも、
もやもやをふっとばす感じなのだ。

ここではとにかくあの小泉ー竹中路線とはなんだったのかと。
2008年9月15日から始まった世界不況。
これで市場原理主義の敗北が決まったが、
その後遺症で苦しむ現在、いまだ竹中氏の反省はないとあきれている。
この中で竹中氏の政策のひどさを暴いている。怒り心頭といったところだ。
それでも未だに彼がテレビで意見を言い、新聞の紙面に書いているところが、さらに腹が立つのだ。彼を未だに持ち上げるマスコミの人々が多いのも腹立たしいと。
日本のバブル期に拝金主義にまみれたのに、そのとき何も学ばず、また拝金主義が横行していると嘆く。
そういえばちょうど今日聞いていたラジオ(「大竹まことのゴールデンラジオ(文化放送))に
「反貧困」の湯浅誠氏が中学生向けに本を書いたということで出ていて、お話されていた。
「自己責任」論、もう日本人はみな心底、自己責任で生きていくべきだと刷り込まれている。
中学生くらいでも、もうそうなっているという。だからそれを壊したいと思い、本を書いたと仰る。

だから今の日本人は、暴動が起きたり、決起してなにかを訴えるということをあまりしなくなったのかな、と思ってしまった。もともと従順でおとなしい民族の性格もあるものの、それは、ある意味、成熟した大人だからともいえるが、ある意味、絶望、無力感のせいなのかとも思う。

今の世の中、なんでもかんでも効率第一、利益第一と思い込んでいる。
ビジネス上、経済上ではそれも鉄則かもしれないが、そうではない人間社会の問題までも、当てはめてしまったのかもしれない。
政治を行う人がそういう鉄則で政治を進めたから間違ったのだろうか。
商人が政治をしたっていうか…。(昔は士農工商って言って最下位なのに。)
商売人たち(経済学者とか)からみて、無駄であっても公共事業、無駄であっても社会福祉は必要だったのですよね。お金持ってる人が一番偉い、という価値観がすべての間違いってこと!!
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2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

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