改革にダマされるな!

「改革」にダマされるな! 私たちの医療、安全、教育はこうなる「改革」にダマされるな! 私たちの医療、安全、教育はこうなる
(2007/04/12)
関岡 英之和田 秀樹

商品詳細を見る

この本はずっと前、去年に読んでいたもの。2007年出版。
いまとなっては、改革の間違いを指摘する内容は驚かないが、2007年当時ならば、そうなのか!と驚いたに違いない。和田秀樹氏と関岡英之氏の2人の対談形式で、改革によって、医療と安全と教育がどうなってしまうのか、を語り合っている形式になっています。

医療制度については
映画「シッコ」でもアメリカのひどい医療現状を知ることができるので、今や、世界中にアメリカのひどさがわかり、日本も似たような方向へ行きそうになっているということを多くの人が気がつき始めたところ、本当に大変です。

この本の中のまえがきで、精神科医の和田氏はアメリカに留学(91年から94年)して思ったことは
アメリカでは15~20%もの人が保険に入れないのだが、テレビ討論番組で、日本のように、社会保険制度にしてはどうか?という提案がされると、”3時間待ちで3分の診療”になってしまうから、と言って反対されていたということに驚いたと言う。問題は医者にかかれない人をどうするか?なのに、高額保険に入り、ハイレベルの医療を受けてる人にとっては笑い話で終わってしまったことだったそうだ。
さらに、アメリカの学力の低さ、治安の悪さはある程度わかっていたものの、アメリカの一般大衆の貧しさは想像以上だったそうだ。
そして、日本をアメリカのような国にしてはいけないと強く思って帰国。
しかし、改革の名の下、小泉・竹中路線によって、アメリカ化に拍車がかかってきたこと、関岡氏の著書を読み、危機感が頂点に達したという。


医療の改革
入院日数の削減、自己負担率の増大。

高齢社会で必要なのは2ヶ月くらい入院できる病院なんですが、
立派な施設の病院は最近2週間で保険の点数のせいで退院させられますから。
経営が苦しくなったのは療養型、リハビリ型の病院。


2002年 70歳以上の自己負担1割の定率性へ、所得者は2割に。
2003年 サラリーマンの自己負担率2割から3割に。保険料も計算法を変えて実質的に引き上げ。
2006年 70歳以上所得者 2割から3割に
      2008年からは70~74歳所得者の自己負担額1割から2割に。
      「高齢者医療制度」を創設。75歳以上保険料支払い義務化。
      すべての国民の高額医療費制度を見直し、自己負担限度額を引き上げ。

安全については
アメリカの狙いは薬、医療機器を高く日本に売りつけること。彼らは金のためならなんでもやります。
そうでなくても食べ物に農薬、遺伝子組み換え作物、BSE、あぶないものがどんどん入ってくるようになってるのに…
ここにはないけれど、私的には日本の消費者は危ないものを輸入しないと断固として反対していたので、厚生省(厚生労働省)とかはある程度頑張ってくれたと思っています。

教育については
戦後ずっと続いたことではあるが、特にひどいのはゆとり教育の導入。
アメリカによる日本の力をそぐ方法、占領化は本当に着々とされていたのに、多くの人は気がつかないでいたのですね。アメリカという国へのあこがれを植えつけてうまくやりました。
戦前の日本の教育制度は高度なものだったそうですが、アメリカは難しすぎると文句つけたらしいです。

まあ、ここにあるのは本当に悪いことだらけです。
この先はこれらのことが見直されて、改悪されたことが元にもどることを願うばかり。

これは少し違う政策ですけど、NHKで派遣労働法の見直しで反発が起こってるとか、いかにも、それで困ってる会社を取り上げていました。でも、本当は元にもどるだけのこと。会社が直にアルバイトなりパートなりを募集し、雇わなくてはなりませんとアナウンスしてたけど、前はみんなそうだったじゃない?と強く思う。このあと、江川さんが出てきたころから見てないけれど、こういう報道の仕方ばかりの昨今です。
障害者自立支援法とか最低の政策もはやくなおして欲しいものです。
スポンサーサイト
プロフィール

newten

Author:newten
2008年9月リーマンショックの金融危機から日本の政治経済に目覚めた普通の主婦です。今までB層とバカにされていたと気がつきました。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード